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粟島航路 双胴型高速船を導入 年度内契約 来春就航目指す

新潟日報 (2010年1月 6日掲載)

 粟島浦村と岩船港(村上市)を結ぶ粟島航路に、双胴型の高速船が新たに導入されることが5日までに決まった。現在運航中の高速船「あすか」の後継船で、国の「地域活力基盤創造交付金」を活用。本年度中に造船会社と契約を結び、来年4月の就航を目指す。


 新造船は総トン数約180トン、全長約35メートル、定員150人前後の規模となる見込み。「あすか」と比べ、総トン数は大きくなるが、定員は20人ほど少なくなる。速力はほぼ同等か若干速くなる方向で調整している。


 客船などを新たに造って導入するには、車いすでも船内をスムーズに移動できるなどスペースを広くし、バリアフリー新法に適合した仕様にすることが定められている。単胴船に比べて双胴船は建造コストが掛かるが、客室など船内や甲板面積が広く確保できる利点がある。


 単胴船と比較して横揺れに強く、縦揺れに対しても軽減装置を備えることで安定した運航が可能になることから、就航率の向上が見込まれる。


 こうした点を、運航する粟島汽船(同村)や粟島浦村などが検討。双胴船を導入することを決めた。
 同汽船などは、広島県の造船会社に設計を依頼済みで、細部を詰めた上で3月までに正式契約する。国の交付金制度を活用するため、地元負担は購入費の3割。同村は既に高速船建造負担金として、5億9千万円を盛った2009年度一般会計補正予算を組んでいる。


 日本海側で双胴型の高速船が就航するのは「おそらく初めて」(同村)。新造船とほぼ同型の船は中部国際空港(セントレア)-松坂港(三重)間に就航している。


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