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「蚕都」支えた人々紹介 元教諭ら上田で3月シンポ

信濃毎日新聞 (2010年2月23日掲載)

上田小県近現代史研究会が発行したブックレットとシンポジウムの案内(右)

 上田小県地方の元高校教諭らでつくる「上田小県近現代史研究会」は3月13日、シンポジウム「蚕都上田を築き支えた人々」を上田市立上田図書館で開く。蚕種家、蚕種業や製糸業を労働で支えた女性、文化活動に貢献した蚕種製造家など、蚕都を形作った人物に焦点を当てる。


 会員5人が研究内容を発表する。翻訳され海外でも読まれた養蚕の技術指導書「養蚕教弘録」を著した清水金左衛門や、蚕種の新品種「掛合(かけあわせ)」を育成した藤本善右衛門縄葛(つなね)など蚕種家について取り上げる。


 女性たちの活躍についての発表もある。「女工」として働くだけでなく、国内と国外の蚕種を掛け合わせて、良質な一代交雑種を作るために蚕を鑑別する仕事などにも励んだ。


 1921(大正10)年に始まった上田自由大学の設立に尽力した金井正や山越脩蔵などの蚕種製造家は農民美術も支え、上田に大正デモクラシーを持ち込んだという。


 同研究会は、ブックレットを毎年1冊発行している。2008年の「蚕都上田ものがたり」で江戸時代前期-現代にかけての上小地方の蚕業についてまとめたが、人物を十分に掘り下げられなかったとの思いがあり、今回のシンポジウムを企画した。


 午後2時から。入場無料。問い合わせは事務局の新津新生さん(電話0268・24・2938)へ。


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