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ちひろが愛した食材で弁当 松川村の温泉施設で販売へ

信濃毎日新聞 (2010年3月 2日掲載)

すずむし荘で4月から売り出す「ちひろが愛したおこひる弁当」

 松川村と安曇野ちひろ美術館(松川村西原)は1日、4月から同館近くの村営温泉宿泊施設「すずむし荘」で、「ちひろが愛したおこひる弁当」を売り出すと発表した。絵本画家いわさきちひろ(1918~74年)にちなみ、主に村産の食材を使った料理などを盛り込む。


 ちひろは戦後、自宅のある東京から、両親が開拓農民として移住した同村に通った。弁当には、その際に親しんだと考えられる料理や地域の伝統食など約10品を取り入れた。コイを背開きにして揚げた「田鯉(たごい)のすずめ焼き」、村産のコメを使った「鈴ひかりおにぎり」などをかごの中に一鉢ずつ並べ、季節の花もあしらった。


 おこひる(お小昼)は、農作業の合間に食べる軽食の意味。同館は「ちひろが愛した村や信州の旬の味を楽しんでほしい」と呼び掛けている。1食1500円。予約制で、団体(10~50人)に提供する。10月からは、すずむし荘のレストランで通常メニューに加える予定だ。予約は同荘(電話0261・62・8500)へ。


 安曇野ちひろ美術館はこの日、今季の営業を始め、同館が所蔵する100人の作家の原画などを展示した「4大陸100人の絵本画家たち」などがスタート。今季は、通常は11月末までの営業期間を12月19日まで延長する。


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