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上田真田歌舞伎13年ぶり上演 地元の老若男女熱演

信濃毎日新聞 (2010年3月 8日掲載)

子役も熱演した「奥州安達原」の一場面

 上田市などの住民有志が7日、市上田文化会館で、地芝居の「上田真田歌舞伎」を13年ぶりに上演した。かつて同歌舞伎に出演した人たちを中心につくる「上田古典芸能を復活する会」(清水貞男会長)が主催。小学生から60代までの男女20人余が、「奥州安達原」、「青砥稿花紅彩画(あおとぞうしはなのにしきえ)」(通称、白浪五人男)の2演目を熱演して、会場を沸かせた。


 奥州安達原は、源氏に討たれた安倍一族のあだ討ちの物語。今回は「環宮明御殿(たまきのみやあきごてん)の場」(同、袖萩祭文(そではぎさいもん))を選んだ。安倍貞任(さだとう)の妻で盲目の袖萩が雪の中で両親に親不孝をわびる場面、貞任と弟の宗任が「引き抜き」という方法で衣装を素早く替える場面などの見せ場があった。


 白浪五人男では、日本駄右衛門ら主役の義賊5人を新人が担当。1人ずつ出自を語る「稲瀬川勢揃(ぞろ)いの場」で、七五調を基本としたせりふを威勢よく披露した。


 初参加した会社員、宮下進一郎さん(31)=上田市諏訪形=は「やってみたら面白かった。また機会があれば出たい」。仲間の演技指導と、奥州安達原で主役を担った最年長の益子輝之さん(69)=同市常田=は「若い人の熱心さがうれしかった。大成功でしょう」と声を弾ませていた。


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