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鉄道写真家・真島満秀さん遺作展 軽井沢の古書店

信濃毎日新聞 (2010年7月 9日掲載)

鉄道写真家・真島満秀さん遺作展 軽井沢の古書店

釧網本線北浜駅と「太陽柱」を撮影した写真(右)を見るゆかりさん(左)と来場者

 北佐久郡軽井沢町に住み、昨年62歳で亡くなった鉄道写真家、真島満秀さんの遺作展「鉄道回廊~真島満秀の世界」が8日、同町追分の古書店「追分コロニー」で始まった。同町での作品展は初めてで、妻のゆかりさん(49)らが企画した。鉄道や鉄道にまつわる情景を撮影した17点が並び、熱心なファンらが訪れている。


 長野市出身の満秀さんは東京の写真専門学校で学んだ。1969(昭和44)年に初めて列車写真を発表して以来、JRの「青春18きっぷ」のポスター撮影などに携わった。「鉄道が、いかに生きている人々や自然とかかわっているかを撮らなければならない」を信条に、列車だけでなく周囲の自然や列車を待つ人々を撮った作品が多い。


 95年に東京から移り住んだ同町を拠点に全国で鉄道写真を撮影していたが、昨年3月に病気のため亡くなった。昨秋、ゆかりさんが同店に立ち寄り、鉄道が好きな同店を経営する斎藤祐子さん(53)と知り合った。「満秀さんが暮らした追分で作品を紹介したい」と意気投合し、遺作展が実現した。


 展示作品は大きな物で縦150センチ横100センチ。2005年に北海道の釧網(せんもう)本線北浜駅を撮影した作品は、ぼんやり写る列車と駅舎、日の光が柱に見える「太陽柱」が近くの海に差し込む情景を収めた。ゆかりさんは「写真が撮れた時、夫は『神が降りてきた!』と連絡をくれた」と、喜んでいた様子を振り返る。他にJR小海線など県内で撮影した作品も並ぶ。


 千葉県松戸市から来た30代の会社員男性は「実物を見ることができて幸せ」と話した。ゆかりさんは「地元の作品もたくさん選んだ。朝、夕に撮影した作品も多く、光の使い方も見てほしい」という。


 19日まで。正午~5時(最終日は4時)。入場無料。


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