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上田市別所温泉で「岳の幟」 70本の幟が練り歩き

信濃毎日新聞 (2010年7月19日掲載)

幟の行列の前を歩く花笠童女の子どもたち

 上田市別所温泉で18日、室町時代の1504年から続くという伝統の雨ごい祭事「岳(たけ)の幟(のぼり)」が開かれた。今年は汗ばむ陽気の下、約70本の幟を掲げた行列が温泉街を練り歩き、踊りや獅子舞も披露された。


 午前4時、当番の分去(わかされ)自治会の住民ら約30人が色とりどりの反物を竹ざおに結んだ20本余りの幟を手に、夫神岳(おがみだけ)の山頂に向けて出発。ほこらに反物を奉納し、温泉街へと下った。ほかの自治会が行列を引き継ぎ、電線や木などに気を使いながら温泉街をゆっくりと歩いた。


 地元の塩田西小学校の女児45人が扮(ふん)する「花笠童女」は、切れ目を入れた竹筒を打ち鳴らして踊る「ささら踊り」を、地元の伝統芸能保存会「岳の会」は三頭獅子の舞を披露。沿道に詰め掛けた観光客はしきりにカメラのシャッターを切った。


 「岳の幟」保存会長の若林定幸さん(73)は「例年は曇りか雨になる場合が多いが、今年は今まで降り過ぎたので、神様が晴れにしたのかな。お祭りとしてはにぎやかでいい」と話していた。


信濃毎日のPhoto

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