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祭り・催し

岡本太郎さん魅了した祭り 下諏訪で23日から特別展

信濃毎日新聞 (2010年9月10日掲載)

 下諏訪町のハーモ美術館は23日から特別展「岡本太郎と祭り展太郎の目が捉(とら)えた日本の祭り」を開く。祭りは人間が日常の羽目を外して、本来の自分に戻る儀式-と称した芸術家の岡本太郎さん(1911~96年)が、諏訪大社御柱祭をはじめ全国30余の祭りに接し、撮影した写真や油絵、彫刻など約70点の作品を展示。御柱祭山出しで自身が御柱に乗る姿や氏子と交流する写真もある。


 同館によると、岡本さんが日本の祭りを探求し始めたのは、52(昭和27)年に東京国立博物館で縄文土器を見たのがきっかけ。その模様や炎を表したような独創的な形に日本美術の源を発見したといい、全国各地に伝わる風習や伝統に興味を持ち始めた。今回の特別展では、青森県の「荒馬まつり」や沖縄県の「イザイホー」など特色ある祭りの写真が並ぶ。


 諏訪とのつながりができたのは、74年に御柱祭を取材に訪れてから。同年に下諏訪町の諏訪大社下社春宮の近くにある石像「万治の石仏」を知り、毎週のように文化人を連れて来ては、その価値を説いたという。御柱祭にはその後、80、86年と訪れ、そのたびに宿泊した町内の旅館の経営者、小口惣三郎さんが所有している思い出の写真や、岡本さんが着た法被などゆかりの品も今回展示される。


 ほかに油絵の「挑み」「行列」や、彫刻の「祭り」、手の形をそのまま表現したいすなど、多彩な作品を見ることができる。


 初日から10月11日まで、油絵「森の掟(おきて)」の白黒の拡大コピーに来場者が色を塗るワークショップを行う。10月24日は午後1時から、地元の諏訪神太鼓保存会が岡本さんの名前が記された「太郎太鼓」を演奏。午後2時から小口さんが「太郎さんと下諏訪」と題してトークショーをする。期間中3回、ハーモ美術館学芸員によるギャラリートークもある。


 展示は11月7日まで。午前9時~午後6時(10月以降は午後5時まで)。期間中無休。一般千円、小中高生500円。問い合わせは同館(電話0266・28・3636)へ。


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